厳寒の地で寒さに震える

私はこの冬にウランバートルから、ここダルハンに引っ越しました。冬はマイナス４０度にもなる極寒の大地に暮らす事に大いなる期待がありましたね。それは彼等が冬籠りをすることです。この町は農業が中心の地方都市ですから、冬場の農閑期に仕事が無い方が大半です。ですから大手を振って冬籠る事が出来るのです。私はこの生活を期待してここに越してきたのです。グータラな事ですって！その通りです。その辺を踏まえてこの日記を書いていきたいと思います。

話を関節痛に替えましょう。

旧社会主義に造られたロシア風の町ですから、どこか落ち着いた佇まいになっています。でも喜んでもいられませんでした。どれも築４，５０年の古いアパートばかりです。私が借りたのはそんなぼろアパートの５Ｆ角部屋で、発電所から配給される温水暖房が弱くなっているのです。配管の漏れとか何とかでしっかり熱湯が回ってきません。外は氷点下３０℃、部屋の中はぎりぎり５度、１０度では話にならないのですね。こうして冷え症がこの冬の最大の問題になったのです。