結局はハノイから山へ逃げたのです
翌朝は見事な碧いグラデーションを見せる海岸線を順調に走っていました。もうすぐ中間地点のフエ・ダナウエーです。左手にはどこまでも田んぼが広がり青々と稲穂がゆれている。まるで日本そっくりの風景です。良いものですね。心が和みます。などと風景に心を馳せてみても、この悪劣な環境は変わりませんでした。何でしょう。昨日１日何を食べたのだっけか？ろくに食べていない様なのです。でも食欲もありません。ただただミネラルウオーターをがぶ飲みしていました。バス内は少しは空いた感じですが、相変わらずバックパックにもたれかかる彼がいます。重たくて仕方が無いのです。
何度川を渡ったことでしょう。まるでデジャビューを見ている様なのです。朦朧としていて訳が分かりません。ただTシャツが汗で黒ずみ、とても臭いのが分かるのです。どれだけ汗をかいたのか？随分やつれてしまっているが分かります。さすがのベトナム人たちもぐったりしている様子ですね。私の横が変わって、夕べからずーっと立ちっぱなしだった人でした。まだ座っていられるだけましなのですね。今ではそんな謙虚な気持ちさえ持っています。
どれだけ、暑苦しさで目覚めたことでしょう。チョコチョコうたた寝をしては起こされているのです。それに脱水症状が出ているようで、知らないうちに唇がカサカサになっていました。考えたら水しか飲んでいないような気がします。２日目の夜にはさすがに空腹になってフォーを３杯飲みこむようにして食べたのです。生き返りましたね。人生で一番うまい料理でした。明日の夕方には自由になれる。後１日の辛抱だ・・・。そう言い聞かせながら、気を失ったようです。目覚めたのは昼近くだったのです。で、夕方にはハノイに着きました。私はその後丸２日倒れていました。ここも人ごみや町のごった煮加減はホーチミンと同じです。すぐに嫌気がさして、山岳の町サパへ避難したのでした。
エコノミー症候群にも程があるのです
とにかく満員なのです。ですから窓から風も入って来ません。立ち客もぎっしりでした。割と小柄なベトナムの方たちですから、余計に沢山乗り込んでいて、これだけ詰まっていれば頭上の空間は熱気のたまり場にしかなりません。それで昼午後４時過ぎにバスは出発した。
『あんたはハノイまで行くのか』と、隣の男に尋ねてみると、彼はダナウェーで降りるらしい。成る程、途中でどんどん降りるのだな。でも待てよ、それなら途中で乗ってくるという事か・・・。もうどうでもよくなってしまいました。バスは走るサウナです。それもじゃが芋をぎっしりと詰めた蒸し器のよう。汗でむせ返り、車内には蠅や蚊も沢山いるのです。どうすればいいと言うのか・・・。
夜になっても眠れません。脚も腰もエコノミー症候群状態でした。私の膝の上にはバックパックがその上にのしかかる知らない人。血が通わないので、感覚がありません。ハノイに着くのは何時かと隣の男に尋ねると、明後日の夕方っと答えたのです。何でだ！１日長くなっているのだ。夜の８時にバスは川を渡るために船に乗る。乗客たちは 順番待ちをするバスを降りてやっと外に出ることができるのです。私は全く椅子から起き上がれず、のた打ち回るように悶えながら、バスからはい出たのです。『もういやだ・・・。』空には満天の星がかなり遠くの方で輝いて見えました。
まだ続きます。
バックパッカーとエコノミー症候群
エコノミー症候群は関節にはかなりの負担位なるのです。貧乏旅行の大敵とも言えるのがこの狭い狭い箱詰め症候群なのです。もう２０年も間のことです。それはべトナムの長距離バスでした。ホーチミンは何か忙しない街だなーっと嫌気がさしたので、荷をまとめ、バス停へいきました。ちょうどハノイ行きのバスが出発するところでしたので乗り込んだのです。すでに座席は満席で、私は一番前の補助席です。それでも長距離の観光バスですからゆったりとしたものでした。これでまる２日間なら何とかなりそうだっと安心してうたた寝をしたのです。起こされたのは少し経ってからです。「降りてくれ！」っと私だけ降ろされたのです。バスの後ろには小型の路線バスが止まっていました。有無を言わさずに、私はそのバスに乗せられてしまいました。
で、私はガラガラのバスのベンチシートに座り、乗務員にきいたのです。「何で私がこのバスに？ハノイ行きのチケット買ったんだぞ！」っとチケットを見せると、知らん！って顔で「あんたを 次の街で別のハノイ行きに乗せてくれと言われたよ。」ですって。一体何が起こったのだろう。
冷房など効いていないので、すぐに汗まみれになりました。私は２，３か所の窓を開けて回り、何とか涼を得る。３０分も走るとバス停に着いたので、私はまた別のバスに乗りかえる。で、乗せられたのがローカル線の長距離バス。さっきのとあまり変わらない、ベンチシートのオンボロバスなのです。既に客でいっぱいです。私は後部に席を開けて貰い、そこに座ったのだが、間隔の狭いベンチシート、前座席に膝が支える。２人掛けの処に３人で行儀のよいの姿勢で座らされたのです。
次回に続きます。
関節を伸ばすマシーンです
関節の負担を楽にするのはストレッチです。これは筋肉の緊張を解して柔軟にすることと、関節自体の隙間を戻すことの効果がありますね。で、ストレッチよりも積極的に関節を広げる方法はぶら下がり健康でしょうかね。自分の体重で関節を伸ばすのは無理が無くて気持ちも良いですね。
私は得意でもないNHKの受信料回収の営業をしていた時に、過度の精神的ストレスで疲れがたまって、体も強張っていたことがあります。そのころはよく公園の鉄棒にぶら下がっていたものです。ですが筋力がへたっているせいか５分とぶら下がっていられません。肩コリ、特に肩甲骨周りの筋を伸ばしたいのにうまくいかないのです。
そこで考えたのがベットを足の方だけ脚を外して低くし、ベットにツルツルのべニア板を乗せるのです。紐で腕の付け根を縛ってベットに吊るす様に括り付けると、そのまま１時間ぐらいをかけて寝そべります。すると体重で少しずつ関節や筋が伸ばされていきますから、これは優れものでしたね。タオルや太い帯などのを使えば首や膝、腰などいろいろと引っ張る事が出来るので重宝しました。どうでしょう、面白いでしょ。
軟骨や皮をたっぷり食べています
私は鳥皮や軟骨を食べるのが好きです。塩一本槍で炭火焼にして食べる鶏の太腿焼きは堪らないですよね。そう言う意味で、骨付き肉を焼いて食べる事が好きである以上、自身の関節は軟骨たっぷりで丈夫なはずだと思っているんです。ぐるぐるぐるぐるぐるグルコサミン！なのですからね。
幸い私はちょっと走ったり、バレーボールをやったりしても、関節がぎくしゃくする様子がありません。やはり食は肝心要なのでしょう。コラーゲンたっぷり、ヒアルロン酸やグルコサミンを同時に摂れば、それはスイッチ効果になって関節部で再生されるのですよ、きっと。迷信の様に聞こえる人は、高齢になってグルコサミンを飲まないつもりでしょうか？皇潤なんかのサプリは無視できるのでしょうか？
昆布は髪を黒くしフサフサにするという迷信がありました。確かに昆布をちょっと位食べても全く効果なしだと言うことが常識になって久しいのですが、最近はM-034なる昆布の成分が育毛効果ありっと分かってきましたね。勿論エキスを濃縮しての話しですから、ただちょっとずつ食べても目に見える効果にはならないのですがね。まあ面白いではないですか。生命の仕組みとはなんと神秘的な事か。
精神的な障害を処理するために
アンチエイジングと言うと肉体的な処置に目が行きがちですが、どうでしょうか体をもっとも老化させる原因はむしろ精神面のストレスではないでしょうか。俗っぽい言い方ですが、活性酸素を多く発生させる原因であり、睡眠の不良を生み、暴飲暴食やそうまでいかずとも偏食への傾向を生む。沈んだ気持ではホルモンのバランスさえ崩れるでしょ。
都会の様にめまぐるしい流行に浸かってしまうと、得てして自分を見失ってしまうものですね。価値観が猛スピードで変化してゆくコンセンサスのなかでは、もう訳が分からなくなってしまうでしょ。仕事や人間関係に振り回されっぱなしで、とりあえずは踏ん張って、良しとしない何かにしがみ付いてしまう。
心のケアも実際に時間をかけて行動をしないと効果がでないものです。ストレスを与えている環境のなかで「ながらケア」をしていても効果が無いと思いますね。まず一旦外に出て、その事を忘れてみる！これが最良だと思います。忘れる能力は心を癒すためにありますから、それを活用しない手はないでしょ。時間を掛けて仕事もシガラミもシャットアウト出来る空間に逃げ込む。そして何も考えずにボケーっとするといくらかでも苦しみを忘れますからね。
旅に出るのは最高のアクションです。２，３週間休みを取って出かけてしまうと良いのです。捨てて惜しい仕事もシガラミも一つもありません。ましてや人生の重大事に在っては言わずもがなでしょ。
スクワットで筋肉を作る
先日とある動画でスクワットについて解説していました。それによると運動効率はずば抜けて高いと言うのです。例えるなら腹筋を３００回やった時の運動効果（筋肉増量、エネルギー消費、血行のアップなど）をスクワットなら１０回程度で賄えると言うのです。具体的な理由は言っていませんでしたが、この効率の高さはお忙しい現代人には嬉しい効果ですよね。スクワットは筋肉を鍛える、特に大腿筋を太くすることで基礎代謝を高めると言います。エネルギー消費量が高い状態になるのですね。そして膝や腰、足首の関節を保護する効果にもなる。絞まった腹や下半身を維持するダイエット効果もある。血管が鍛えられるので内臓機能も向上するっといった、体の修復作業を徐々にしてくれると言うのです。
やり方があるそうです。素人がプロレスラーのようにガンガンやってはいけないと言いますよ。膝を曲げる時は膝がつま先より前に出ない様に、尻を後ろに突き出す形です。これは膝関節を傷めないためですね。頭も上げて背筋は剃り気味に、腰の負担を軽くするそうです。で、屈伸時は膝より下に尻が下がらない程度に曲げる、深く曲げるのも膝を傷めるからですって。こうしてゆっくりと１５回もスクワットをします。一日に２，３セットを毎日すれば健康な体を維持できるそうです。
